学習資源を活用した学習環境デザインに関する研究ー子ども向け講座「ジュニア宇宙博士認定講座」のトータルデザイン
					岐阜かかみがはら航空宇宙博物館(愛称:空宙博 そらはく)では、2022年から子ども向け講座「ジュニア宇宙博士認定講座」のデザインをIAMASの施設「イノベーション工房」およびIAMAS卒業生のデザイナーと連携して展開している。
今年度は、学習テーマである「宇宙開発」および「月面探査」をモチーフに、トータルデザインを意識した教材の開発に取り組んだ。				
- 
								連携先 岐阜かかみがはら航空宇宙博物館 
- 
								連携期間 2024.04 - 2024.08 
プロセスと成果
今年度の講座テーマである「月面探査」をモチーフに、小学校高学年から中学生の子どもたちが学びや達成感を自覚的に得られるよう、全6回の講座を通し活用していく教材のデザイン、制作を行った。制作した教材は、①スライドデザイン、②名札、③ワークシート、④リフレクションシート、⑤合格証および合格シール、⑥修了証。受講した子どもたちからは、デザイン性の高い教材に講座への期待感を高める発言や、講座で得た気づきを積極的にシートに記入していく様子などが見受けられた。また、デザインプロセスの面では、各回の内容に応じたレイアウト変更や、講師や博物館スタッフなど、デザイナー以外の第三者でも編集可能なフォーマットに関して、全6回の講座の中で展開を重ねたことで知見を得ることができた。
なお、今年度より、スライドなど空宙博側で作成できるものは担当を移行させ、空宙博が主体的にデザインに参画できるかたちを目指した。また、デジタルファブリケーション機器の特性などを空宙博側が知る機会として、空宙博側にIAMASイノベーション工房を見学してもらい、特に修了証のデザインにおいて共同制作を進めた。
修了証は、月面の凹凸を触って学べるデザインとして、月面をモチーフにしたパズルを作成し、講座終了後も宇宙や月に対する関心を持ち続けてもらうよう工夫を施した。アクリル板の裏面には講座内容を印字し、振り返りにも役立つことを目指した。
- 
								開催場所 岐阜かかみがはら航空宇宙博物館 
 IAMASイノベーション工房
- 
								担当教職員 - 
											赤羽 亨 
- 
											高森 順子 
- 
											塩澄 祥大 
 
- 
											
- 
								運営 トータルデザイン: 
 大山千尋(IAMAS卒業生)
 
 修了証デザイン?制作:
 塩澄祥大(IAMASイノベーション工房)
 
 運営:
 赤羽 亨(IAMAS教授 / RCICセンター長)
 高森順子(RCIC研究員)
 
 撮影:
 福島諭(RCIC研究員)
 伊藤晶子(RCIC情報支援専門職)
 
- 
								スケジュール 2024.04 打ち合わせ 
 2024.05-08 教材開発、講座実施
 
